過去が監視人に

 過去の私が、知らぬ間に今の私の「保護 兼 監視人」になっていませんか。この過去の私は、見守ると同時に猜疑心の持ち主です。貴方の安全を図ろうとしていますが、何か厭な事が起こるのではないかと警報を鳴らします。この人は貴方を信頼していない訳ではありません。しかし常にその役を怠りません。貴方に気づかれるまでは。

 過去の私を怖れない目的を持ち行動をとって下さい。そうすればこの人から少し解放されます。というか監視人の役割から解放してあげることができます。

 過去の私、大変疲れているような気がしませんか。

 でもまだそれでは不十分です。何か達成すればこの人はいなくなると思います? 驚かれるでしょうがこの人は貴方の成功だけを考えていません。成功、それは今の貴方がする事で、過去のこの人の仕事ではないからです。この人が本当に言いたいのは、失敗も後悔も恥であっても、どんなこともすべて必要だったと認めてほしいだけなのです。だから心配しないで下さい。

 保護と監視を止めてもらう方法があります。それは、あらん限りの「ありがとう」の思いを込め、貴方の方からこの人を解放してあげる事です。そうです。ただ受容すればよいのです。理由も理屈もいりません。どんな事をしてきたとしてもです。未来に怖れを持たずにすむ方法で最も力強く最も揺るぎない方法、それは原因を持たない愛を、貴方から先に過去と今と未来の私に与える事です。そうすれば重荷をおろせて、今からすべきことが明快になってきます。

 原因を持たない愛、それは無条件の愛とも呼ばれます。